車のハンドル

タクシーとバスの運転は二種免許が必須

運転免許を取得することで、自動車の運転こそ可能となります。

しかし、タクシーやバスのように運転を生業とする仕事に就く場合は「第二種免許」や「大型二種免許」という運転免許よりもさらに上位の資格が必要となります。この二種免許は、一般的な運転免許を取得してから3年以上経過をしないと取得することができず、試験の難易度も若干高くなっています。

こちらは、タクシー業界や物流業界へ就職や転職を希望する場合にのみ、取得を目指すといいでしょう。

また、近年ではほとんどがAT車(オートマ限定)となっておりますが、社用車などはMT車(マニュアル)もまだ存在します。

将来的に自動車の運転を行う仕事に就きたいという場合には、AT(オートマ限定)ではなくMT(マニュアル)で取得しておくと就職もスムーズです。

タクシー免許・バス免許を取得するメリット

近年では成人男女の80%以上が運転免許を取得していると言われています。

運転免許を取得するということは、自動車の運転ができるようになるというのは当然ですが、それ以外にもたくさんのメリットがあります。まず、自動車運転免許は国家資格です。世の中には様々な国家資格がありますが、運転免許は最も取得しやすい国家資格の一つで、もちろん履歴書に記載することもできます。

運転をするかどうかに関わらず免許があるということで就職に有利なことがあります。仕事の中で車を運転する場面がある仕事であったり、運転免許を取得する学力があるという証明になったりするのです。

そして、自動車免許は身分証明書としても使用することができるという点も見逃せません。最近では、セキュリティの問題から様々な場面で身分証を提示する必要があり、その際に写真付きのものを提示することが求められることも多くなっています。

タクシーや大型免許も、当然自動車免許とほぼ同じ効果を持っていますが、日常生活レベルにおいては一般的な運転免許とそこまで差はないでしょう。

とはいえ、二種免許の区分は「運転を生業としている仕事に就いている」ということの証明にも繋がるので、身分証明書としては一般的な免許よりも高い効果を持っているでしょう。

タクシー免許・バス免許を取得方法とは

タクシーやバスを運転する際に必須となる「二種免許」「大型二種免許」を取得する際には、自動車教習所に通って指定の科目を受講して試験に合格することが必要になります。

最近では免許を取得するにあたって教習所に通うのではなく合宿免許で取得する人も増えています。合宿免許は通学型より短い2週間ほどで取得をすることが可能で、郊外の合宿所から教習所に通うことになりますが、短期的に免許を取得することに集中できるため、技能も学科も知識をスムーズに入れられますし、なおかつ通学型よりもリーズナブルに取得をすることができます。

移動の時間や予備日を考えると20日ほどはスケジュールを開ける必要がありますが、最近では合宿施設も綺麗なところが多いですしWi-Fiも完備されているところが多いので、宿泊先の環境も整っているという特徴から、時間に余裕のある学生を中心に合宿免許は人気を集めています。

ただし、合宿所によってはタクシーや大型免許のプランを取扱っていないケースもあるので、事前の調査は必須となるでしょう。